
種別: 古本
タイトル: 鎌倉の古寺―四季の花と仏像を訪ねて
著者: 大野雅弘/編集
出版社: JTB
発行年: 1996年
説明:
鎌倉の春は、梅の香で幕を開ける。 二月の初め頃から、馥郁とした香りが、鎌倉のそこここから漂ってくる。 清楚で、凛とした気品ある花姿と高貴な芳香とで古来より愛されてきた梅の花が、春にさきがけて咲き始める。一年中花の絶えることがないといわれる鎌倉一の花の寺 瑞泉寺。梅の香に誘われて瑞泉寺を訪ねると、黄梅、サンシュユ、ミツマタ、マンサクなど春を告げる淡黄色の花々に出会える。鎌倉の寺で一番多いのが梅で、 瑞泉寺、東慶寺の梅林はよく知られるが、覚園寺 荏柄天神社、長谷寺、光則寺の梅も美しい。
椿もまたいい。 浄智寺 海蔵寺、英勝寺の椿 古寺の裏山ややぐらで見られる落ち椿はことのほか風情がある。
春の彼岸近くなると、沈丁花が香り、白木蓮や木瓜 レンギョウ、雪柳 桃などの花がいっせいに早春の古寺に彩りを添える。
(文中の「花歳時記」の「春にさきがけて」より)
コンディション:B
カバー上部折れ、擦れ。
コンディションについて
A: 新刊並みにきれい。
B: カバーの折れや擦れがある。ページの焼けはない。
C: カバーの折れや擦れが目立つ。ページの縁周りに焼けがある。しみや汚れがある。
D: カバーの折れ、擦れが目立つ。ページ全体が焼けている。しみや汚れが目立つ。
E: カバーの折れ、擦れ、汚れ、破れが目立つ。ページ全体の焼けが強い。しみや汚れが著しい。