種別:　古本 タイトル:　奈良 花の名所12カ月 (ジェイ・ガイド ホリデー) 著者:　 中島史子 出版社:　山と溪谷社 発行年:　1997年 説明: 　桜は自然のままに咲き、人は素直にその美しさを愛でているのが一番いい。 いずれにしても春に桜は欠かせない。 　掛け軸に「花」の一字が書いてあれば桜のことだし、 工芸品の意匠としてもさまざまに描かれてきた。 茶席の取り合わせでは同じものの重複を避けるけれど、桜だけは別。 ｢花重」と称して喜ばれる。 　桜前線を心待ち、花が咲いたら桜雨を心配する。 桜湯飲んで桜餅食べて、桜の下では花の宴。 いつの頃からこれほどまてに愛されるようになったのだろうか。「古事記」には木花之佐久夜毘売のことが書かれておりコノハナサクヤヒメのサクヤがサクラになったといわれている。 悲劇の死を遂げる平城貴族、長屋王は『懐風藻』に桜を歌った漢詩を残している。 万 葉集に出てくる桜は4首。梅の一一八首からみると随分少ない感じがするが、当時、梅は中国渡来の高嶺の花。 野原に自生してふんだんにあった桜より歌に詠みたい花だったからかも知れない。 平安時代、『古今和歌集』になると立場は逆転、桜は悔を圧倒する。 （本書のサクラの章のコラムより） コンディション:B カバー上部折れ、擦れ。 コンディションについて A: 新刊並みにきれい。 B: カバーの折れや擦れがある。ページの焼けはない。 C: カバーの折れや擦れが目立つ。ページの縁周りに焼けがある。しみや汚れがある。 D: カバーの折れ、擦れが目立つ。ページ全体が焼けている。しみや汚れが目立つ。 E: カバーの折れ、擦れ、汚れ、破れが目立つ。ページ全体の焼けが強い。しみや汚れが著しい。