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旅の手帖より 神谷美恵子著作集5

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種別: 古本 タイトル: 旅の手帖より 神谷美恵子著作集5 著者: 神谷美恵子 出版社: みすず書房 発行年: 1981年 説明: 日付のある小さな文章をあつめて, こうして年代順にならべて読み進めてゆくときそこには著者のしなやかな青春の鼓動からやがて人生にしっかりと根を下し, 病む人を気遣うひそやかな足音まで聞こえてくるように思われる. 一篇々々の文章に心をこめて植えつけられた言葉の小さな花々は,いつまでも生命を灯しつづけて行くであろう. これは著者のもう一つの「遍歴』 とも言いえよう. はっきりとした目標をもって生きること,生きつづけることを著者は志向してきた.戦争を間に挟んで1914年から1979年という著者の生きてこられた時代は, 大きな変動の時代であった. 歴史の転換の折端々々に著者はよく立っていた. そしてつねによく見つめ, 判断し, 行動された。 そこには,たえまない努力の日々があった. 著者のなかの 〈鬼〉 は文学・学問を志向するものだけではない. そうではなく,どこまでも真 実を見きわめ, 人間として手をさしのべ行動へと駆りたてずにはおかない 彼女の内部からほとばしり出る <促し〉ともいうべきものであった. 精神病者の収容施設改善のために苦闘したウィリアム・テュークもドロシア・ディックスも、 労働者の中に入り「真理への狂気」 と 「愛への狂気」に苛まれつづけたシモーヌ・ヴェーユも,著者によって描写されるとき, なんと生きいきと人間的な魅力と悲しみに充ちていることだろうか.これらの人びと, そして病む人びとへの感動と共感は著者の生涯を片時も離れることがなかった. いつ、どんな時にも、本書は読者の心をやすめ暖かく包みこむことであろう. (本の背表紙の説明文) コンディション:C カバー上部下部折れ、擦れ、汚れ、焼け。背上部傷み、焼け。ページ微焼け。 コンディションについて A: 新刊並みにきれい。 B: カバーの折れや擦れがある。ページの焼けはない。 C: カバーの折れや擦れが目立つ。ページの縁周りに焼けがある。しみや汚れがある。 D: カバーの折れ、擦れが目立つ。ページ全体が焼けている。しみや汚れが目立つ。 E: カバーの折れ、擦れ、汚れ、破れが目立つ。ページ全体の焼けが強い。しみや汚れが著しい。

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