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存在の重み 神谷美恵子著作集6

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種別: 古本 タイトル: 存在の重み 神谷美恵子著作集6 著者: 神谷美恵子 出版社: みすず書房 発行年: 1982年 説明: 1970年から79年の死の直前まで著者が折りにふれ,あるいは求められて書きつづったエッセイは, しだいに深く研ぎ澄まされてゆく心の世界を映し出している。 幼い頃の著者にとって, やさしい祖父のような存在であった新渡戸稲造について書かれた 「新渡戸稲造先生と女子教育」「新渡戸稲造の人格形成」 の二篇は, 愛情のしるしに頬をつねられた幼い日のやわらかな感性で受けとめた新渡戸稲造の人間性と、 後日, 精神医学的考察をとおしてその悩み多い生涯を把握した人間像を鮮やかに浮び上らせる. 「新渡戸稲造の業績は, その種類の多様さ、 量と質の点で並外れている. これはあるいは軽躁状態がプラスに働いたためもあるかも知れない. しかし, 外面的な業績よりもはるかに意味があったのは, 彼の人格的影響力であったと思われる. あの慈愛あふれる, おおらかな人格は、おのれの弱さを知ることの深さと, これを矯正しようとする努力の大きさに比例して築き上げられたものであろう.しかもなお, どうすることもできない不安定な弱さを自覚していた.そのことへの絶望の深さに比例して、 ひとすじに他力への信仰を一生貫いたのであろう. 彼はよく人生の悲哀や淋しさについて語り,かつ書いた. まさに悲しみを知る人であったからこそ、他人への思いやりも深かったのであろう。」 (「新渡戸稲造の人格形成」) 著者の精神医学への道の出発点となった島崎敏樹の思い出, 老人と, 人生を生きる意味, 沈黙の意味など, 死を予感しつつ自然と人間への限りない愛を語る. それはもう言葉ではなくて, その背後の神谷美恵子という存在だけを私たちに感じさせる。 (本の背表紙の説明文) コンディション:C カバー上部下部折れ擦り切れ、擦れ、汚れ、焼け。背上部傷み擦り切れ、焼け。ページ微焼け。 コンディションについて A: 新刊並みにきれい。 B: カバーの折れや擦れがある。ページの焼けはない。 C: カバーの折れや擦れが目立つ。ページの縁周りに焼けがある。しみや汚れがある。 D: カバーの折れ、擦れが目立つ。ページ全体が焼けている。しみや汚れが目立つ。 E: カバーの折れ、擦れ、汚れ、破れが目立つ。ページ全体の焼けが強い。しみや汚れが著しい。

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