
種別: 古本
タイトル: 狩人日記
著者: 安野光雅
出版社: 平凡社
発行年: 1984年
説明:
ヒトが人間であることを自覚することは大切だが、人間がヒトであったことを自覚することも同じほど大切である。超のつかない理想的人間、つまりもっとも人間らしい人間とはヒトからはなれようとしながらも、やはり野性をひきずっているもののことで、大半の人はこれに当り、人生がおもしろいのは実はそのためだといってもいい。タテマエとホンネと、偽善と偽悪と、人間とヒトと、それぞれ切り離して考えた方がいいはずのものが、実は表裏一体で切り離すことのできないものであることに思い至るのである。
この本は一九七八年一月号より一九八〇年六月号にかけて『月刊アニマ』(平凡社刊)に連載したものに、手を加えてまとめたものである。 あとがきをかくにあたり、人間とヒトにこだわったのは、動物にかかわって自分をかえりみたときの羞恥心にもとづく述懐である。
(本書の「あとがき」より)
コンディション:C
カバー上部折れ、カバー裏表紙下部微破れ、擦れ、縁焼け。背上部折れ。ページ縁焼け。
コンディションについて
A: 新刊並みにきれい。
B: カバーの折れや擦れがある。ページの焼けはない。
C: カバーの折れや擦れが目立つ。ページの縁周りに焼けがある。しみや汚れがある。
D: カバーの折れ、擦れが目立つ。ページ全体が焼けている。しみや汚れが目立つ。
E: カバーの折れ、擦れ、汚れ、破れが目立つ。ページ全体の焼けが強い。しみや汚れが著しい。