





種別: 古本
タイトル: 平泉 みちのくの浄土
著者:
出版社: NHK仙台放送局
発行年: 2008年
説明:
「平泉」は十一世紀末から十二世紀にかけての約一〇〇年の間、奥州藤原氏四代によって、仏教の理念に基づいて形成され、独特の景観と高い文化を築きあげた「みちのくの都」 です。
初代藤原清衡(一〇五六~一一二八) は平泉を中心に東北地方をひとつにまとめ、この地域の地位向上をはかりました。清衡の理念は平和・平等思想であり、その理想の実現のため、仏教の説く 「浄土」をイメージして寺院や庭園を平泉に数多く造営し、まさに「現世の浄土」というべき「文化的空間」を創出しました。
中でも、中尊寺の他に例のない「金色堂」、わが国唯一の「紺紙金銀字一切経」、 平安漆芸の傑作 「螺鈿平塵案」 「螺鈿八角
須弥壇」、金工の代表作 「金銅華鬘」、そして中国五台山形式の「騎師文殊五尊像」 などは国際色豊かな意匠や技法と日本の美意識とがみごとに融合した遺産であり、平泉がシルクロードからの仏教文化伝播の最東端であることを示しています。
本展では、「浄土・平泉」の世界を構成する中尊寺や毛越寺、 達谷窟、柳之御所遺跡、長者ヶ原廃寺跡、白鳥舘遺跡、骨寺
村荘園遺跡等の名宝や歴史資料、出土資料の展示を通して、平成二十三年(二〇一一)にユネスコの世界遺産登録をめざす「平泉の文化遺産」の意義と魅力を余すところなく紹介します。
(本書の「ごあいさつ」より)
コンディション:B
カバー擦れ。
コンディションについて
A: 新刊並みにきれい。
B: カバーの折れや擦れがある。ページの焼けはない。
C: カバーの折れや擦れが目立つ。ページの縁周りに焼けがある。しみや汚れがある。
D: カバーの折れ、擦れが目立つ。ページ全体が焼けている。しみや汚れが目立つ。
E: カバーの折れ、擦れ、汚れ、破れが目立つ。ページ全体の焼けが強い。しみや汚れが著しい。