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京の和菓子

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種別: 古本 タイトル: 京の和菓子 著者: 岩満重孝 出版社: 柴田書店 発行年: 昭和50年 説明:  菓子屋の店に入ると私の胸はどきどきする。 どうして胸がどきどきするのか判らないの であるが、 どきどきする。  さまざまな色彩、さまざまの形、菓子職人の手によって自在に作られたそれらの菓子は、そのまま作ったひとの心が宿っている。それがそのままこちらに伝わってくるようで、それがどきどきになるのかも知れない。  お菓子の暦というものがある。私はそれをみて、あっと思った。それをみた途端、私はそこに四季の色合を見た。山風の音、花の匂い、谷川の音、そんなものをいっぺんに感じた。 二月 下前、かざしの梅 四月 花筏 春の山 六月 あじさい 蕎麦饅頭 八月 初月羹  とびとびに書いてみたけれど、そんな名をみるだけで心弾んだのである。  京都に十七年住んで菓子にもなじんだ。 寺や庭にはもっとなじんだはずだったのに、 東京に帰って気付いたら、京の和菓子が心の一隅にちゃんと住みついていた。  いろいろの画に描きつけてあった菓子のスケッチ、それを懐しみながら一冊の本にした。題して『京の和菓子』という。 昭和五十年新緑 岩満重孝 (本書の「あとがき」より) コンディション:C 箱入り。箱焼け、角傷み、背焼け&汚れ。本体ビニール掛け、焼け、汚れ、背焼け汚れ。小口しみ。ページ焼け。最後の見返しに古本値段シール剥がし跡あり。 コンディションについて A: 新刊並みにきれい。 B: カバーの折れや擦れがある。ページの焼けはない。 C: カバーの折れや擦れが目立つ。ページの縁周りに焼けがある。しみや汚れがある。 D: カバーの折れ、擦れが目立つ。ページ全体が焼けている。しみや汚れが目立つ。 E: カバーの折れ、擦れ、汚れ、破れが目立つ。ページ全体の焼けが強い。しみや汚れが著しい。

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