
種別: 古本
タイトル: 舌鼓ところどころ
著者: 吉田 健一
出版社: 文藝春秋新社
発行年: 昭和33年
説明:
初版。
昨年、あちこちと食べて廻って「文藝春秋」に連載した「舌鼓ところどころ」を中心に、今までに食べものや飲みものに就て書いた記事を集めて見た結果が、かういふ本になった。その大半をなしてゐる食べ歩きの話はその各地元での協力が得られなければ到底書けるものではないので、かうして一冊の本に纏った所で改めて感じさせられるのは、これだけのものでも、それが出来上るまでにどれ程多くの方々にお世話になったかといふことである。その方々に厚く御禮申し上げる。
この中に収めた「饗宴」と「飲み食ひの思ひ出」は前に一度、「酒に呑まれた頭」といふ随筆集に入れたものであるが、食べものや飲みもののことばかりの本は今度が始めてなので、再録することにした。又巻頭の、「食べものあれこれ」といふのは、本の枚数が足らないのを心配して書き下したものである。
(本書の「後記」より)
コンディション:D
カバー上部下部折れ&擦り切れ&破れ、擦れ。背上部下部傷み。三方焼け。見返しに蔵書印あり。ページ焼け強い。最後の見返しに古本値段シール剥がし跡あり。
コンディションについて
A: 新刊並みにきれい。
B: カバーの折れや擦れがある。ページの焼けはない。
C: カバーの折れや擦れが目立つ。ページの縁周りに焼けがある。しみや汚れがある。
D: カバーの折れ、擦れが目立つ。ページ全体が焼けている。しみや汚れが目立つ。
E: カバーの折れ、擦れ、汚れ、破れが目立つ。ページ全体の焼けが強い。しみや汚れが著しい。