
種別: 古本
タイトル: 増補「自分で考える」ということ
著者: 澤瀉 久敬
出版社: 角川書店(角川文庫)
発行年: 昭和57年
説明:
戦後の日本に見られる過度な行
き過ぎに、理性の喪失がある。理性へ
の不信は、わが国のみにみられる現象
ではなく、世界の思想界の顕著な動向
である。 が、 思想界の先端にある非合
理主義と理性の欠如は、 理性の彫琢の
度合に明らかな差違がある。 「合理主
義・非合理主義」 を論ずる前に、 “理性の
確立”こそ、現代人に課せられた急務
である?
著者のこの提言は、現代日本の根源
的な病巣を抉ってあまりある。 平易な
語り口に終始しながら、なお人々の心
をつかんではなさぬ本書は、 現代が生
んだ数少ない名著として不朽の紙価を
高めている。
(本書のそでの説明文)
コンディション:D
カバー擦れ、焼け。背焼け。三方焼け。ページ焼け強い。
コンディションについて
A: 新刊並みにきれい。
B: カバーの折れや擦れがある。ページの焼けはない。
C: カバーの折れや擦れが目立つ。ページの縁周りに焼けがある。しみや汚れがある。
D: カバーの折れ、擦れが目立つ。ページ全体が焼けている。しみや汚れが目立つ。
E: カバーの折れ、擦れ、汚れ、破れが目立つ。ページ全体の焼けが強い。しみや汚れが著しい。