種別:　古本 タイトル:　エヴァンゲリオン研究序説 著者:　かぶと木 励悟 出版社:　ベストセラーズ 発行年:　1997年 説明: 「新世紀エヴァンゲリオン」現象これは一つの事件だった。 どう考えても不利な条件(テレビ東京系列局ネットのみ)での放送でありながら、経済効果まで報道されるほどの現象を引き起こしたのだから。では、なぜこれほどまでの現象を引き起こしたのだろうか。 「絵がきれい」という分析がある。しかし、それだけならば、いくらでも匹敵する作品がある。 「心理描写が豊か」という意見もある。 確かにそれも一因だろう。 「謎で引きつけた」ともいわれる。だが、ただ「謎」があればよいわけではない。演出技術によって、「謎」そのものを面白くしなければならない。 「新世紀エヴァンゲリオン」の「謎」には、膨大な情報量を背後に秘めることによって視聴者の知的好奇心を刺激するという作用があったのだ。 本書は、この知的好奇心に応えるべくまとめたものである。未見の読者でも楽しめるように、二六話それぞれの簡単なあらすじ紹介的な部分を残すと同時に、雑学の本としても読めるように構成したつもりである。 英文タイトルに「衒学的」という意味の言葉を入れたのも、知的好奇心への刺激があまりにも強烈すぎた賜物と解釈していただきたい。 「新世紀エヴァンゲリオン」に関して、まじめに研究なり論評なりをしようとした場合、人は饒舌に、衒学的にならざるをえないのである(普段、無口なわたしはもうこんなに饒舌になっている)。「エヴァンゲリオン」はそれだけの魅力があった希有な作品だったのだ。 （本書の「まえがき」にかえて、より） コンディション:C 表紙擦れ、縁傷み。ページ縁焼け。 コンディションについて A: 新刊並みにきれい。 B: カバーの折れや擦れがある。ページの焼けはない。 C: カバーの折れや擦れが目立つ。ページの縁周りに焼けがある。しみや汚れがある。 D: カバーの折れ、擦れが目立つ。ページ全体が焼けている。しみや汚れが目立つ。 E: カバーの折れ、擦れ、汚れ、破れが目立つ。ページ全体の焼けが強い。しみや汚れが著しい。