
種別: 古本
タイトル: 舌の散歩
著者: 小島政二郎
出版社: 毎日新聞社
毎日新聞社
発行年: 昭和35年
説明:
初版。
「舌の散歩」の執筆を依頼された時、一番心配だったのは「食いしん坊」に書いたことと重複するような記事が出てきはしないかということだった。
で、まずそのようなことが出来した場合のことをあらかじめ了解してもらって置くことにした。今読み直して見ると、果してそういう個所が幾つかある。しかし、記事は同じでも、「舌の散歩」では一回一回が読み切りの形式で書いたから、おのずとネライが違っているつもりだ。そういう目で読んで頂ければ幸いである。
この随筆は、半年ほどの連載だったので、掲載の季節に左右されて一年中の食べ物にまんべんなく触れることができなかった。こうして一冊にまとめて見ると、その点が物足りない。読んで下さる方でも、そういう物足りなさをお覚えになることと思う。
実は「食いしん坊」と重複することを恐れて、執筆を受諾することをやや躊躇したが、しかし、今となっては執筆していいことをしたと思っている。
(本書の「あとがき」より)
コンディション:C
カバー擦れ、縁傷み。三方焼け、小口しみ、天しみ。ページ焼け。最後の見返し古本値段シール剥がし跡あり。
コンディションについて
A: 新刊並みにきれい。
B: カバーの折れや擦れがある。ページの焼けはない。
C: カバーの折れや擦れが目立つ。ページの縁周りに焼けがある。しみや汚れがある。
D: カバーの折れ、擦れが目立つ。ページ全体が焼けている。しみや汚れが目立つ。
E: カバーの折れ、擦れ、汚れ、破れが目立つ。ページ全体の焼けが強い。しみや汚れが著しい。