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(Soleil松陰神社前)父・萩原朔太郎

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種別: 古本 タイトル: 父・萩原朔太郎 著者: 萩原 葉子 出版社: 中央公論新社(中公文庫) 発行年: 1996年 説明: 初版あとがき 室生 犀星 萩原葉子さんの「父・萩原朔太郎」は、父親としての萩原朔太郎を中心とし、 葉子さんには母親である朔太郎夫人の時勢的な体温を、一人の娘として文章に拠って見直した面白い作品である。 萩原朔太郎という不世出の詩人が、家庭ではどういう人がらであったかがこの思い出に現われていて、娘である葉子さんは物悲しく、父親朔太郎もまた悲しみを紛らして、類の少ない家庭生活にお互に参与している。 残念ながら私の二人とない親友萩原朔太郎は、家庭では何時も私小説的ないざこざの中にあって、無益な小説と物語めいた日常をクツの先でけ飛ばしていたものの、若い奥さんが今夜ダンスの会を催すという宵の程から、家にいるのがいやで外に出掛けねばならなかった。 出しなに奥さんはそれでも注意して言った。 「あなた、素足では見っともないから足袋をはいていらっしゃい」そしてわが朔太郎は、あ、そうか、足袋を出してくれ、と機嫌好く足袋をはいて出てゆく程、物事に無とん着な人であった。 近くに住む私なんぞはそんな晩には決して呼び出してくれないで、彼は一人で帽子をあみだに冠って大森の酒の店でのんでいた。 (本書の「あとがき」より) コンディション:B カバー擦れ、縁傷み。 コンディションについて A: 新刊並みにきれい。 B: カバーの折れや擦れがある。ページの焼けはない。 C: カバーの折れや擦れが目立つ。ページの縁周りに焼けがある。しみや汚れがある。 D: カバーの折れ、擦れが目立つ。ページ全体が焼けている。しみや汚れが目立つ。 E: カバーの折れ、擦れ、汚れ、破れが目立つ。ページ全体の焼けが強い。しみや汚れが著しい。

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