






種別: 古本
タイトル: 続 地球家族
著者: フェイス ダルージオ、ピーター メンツェル 金子 寛子/訳
出版社: TOTO出版
発行年: 1997年
説明:
WOMEN in the MATERIAL WORLD
世界 20 か国の女性の暮らし
アルバニアの片田舎、ハンク・カコニが障害を持つ息子の体を洗っているその家の半分はヤギたちが好き勝手に歩きまわるヤギたちの場所だはるかに離れたアフリカ大陸のマリではパマ・コンドとファトゥマ・トゥレが共通の夫にもっと妻を娶れとけしかけている。妻が増えれば毎日の家事労働が楽になるからだという。
ロシアの厳しい冬の風といつつ, かけもち教師として2つの窓を切らして行き来しているのはジョアンナ・カプラローワ。家族を養っていくためには夫が殺された悲しみにひたってなどいられないのだ。イスラエルではロニット・ザックスが歯を食いしばり8回目の運転免許の試験に備えている。 7回受けて7回落ちた試験である。 エチオピアではゼネブトゥルが、会ったこともな男に誘拐されて妻になったいきさつを打ち明けている。 そして生まれた娘からは、友達たちの笑いものになるのは嫌だ、早く陰核切除の手術を受けさせてくれとせがまれている。
こうした話はすべて「続地球家族世界20か国の女性の暮
らし」 (Women in the Material World) に紹介されるエピソードのごく一部である。 本書は世界の絶賛を浴びたベストセラ「地球家族世界30か国のふつうの暮らし」 (Material World A Global Family Portrait) を世に送り出したフォトジャーナリスト・チームによる驚くべき続編である。 先の本をつくる過程で、企画者ピーター・メンツェルが見逃すことができなかったのは、訪れた国々の多くで女性たちがほとんど表に出てこないという事実だった。 そこでパートナー、フェイス・ダルージオの協力を得て、女性だけのフォトジャーナリストとインタビュアーのチームを編成, 21世紀を目前にした世界の女性たちの暮らしに光をあてる計画をたてたのである。 そうして出来上がった本書には20か国の女性ひとりひとりの願い よろこび、悲しみが語られる。 一対一のインタビューでは、インタビューする側される側の立場を越え、家族のこと、子供たちのこと、 お金, 愛, セックス,結婚のことが、驚くほどの率直さで語り合われている。 彼女らが個人的な意見を語れば語るほど,本書は、日に日に混み合い複雑化していく地球上の女性たちのすべてを語るドキュメントとなり、人類の半分を占めながら埋没しがちな女性の国境を越えたポートレートになっていくのである。
375枚のすばらしいカラー写真, 豊富な統計資料。 それぞれの国の女性が置かれている現状分析とによって,この本は彼女らの暮らしと将来への抱負にみられる隔たりと共通性を、驚くべき形で見せてくれている。
(本書のそでの説明文)
コンディション:C
帯あり。カバー擦れ、汚れあり、傷み
コンディションについて
A: 新刊並みにきれい。
B: カバーの折れや擦れがある。ページの焼けはない。
C: カバーの折れや擦れが目立つ。ページの縁周りに焼けがある。しみや汚れがある。
D: カバーの折れ、擦れが目立つ。ページ全体が焼けている。しみや汚れが目立つ。
E: カバーの折れ、擦れ、汚れ、破れが目立つ。ページ全体の焼けが強い。しみや汚れが著しい。